【読みだしたら止まらない本 13 】 熱砂に聖都を探せ / ダニエル・イースターマン

はるか数千年の昔、アラビア半島の大ナフード砂漠の奥深く栄えたという伝説の都市イラム。その古代都市を本拠にする謎の組織によって拉致されたデイヴィッド・ローゼンを救出すべく、美貌のパレスティナ人ガイド、レイラ・ラシドとモサドのショーレム大佐の一行はナフード砂漠の奥地めざして旅を続けるが…。世界世覇をもくろむ地下組織と、それを阻止しようとする考古学者の死闘を、壮大なスケールで描く冒険伝奇サスペンス巨篇。

 

 

ダニエル・イースターマンはベルファスト出身の作家。本名はDenis MacEoinというアイルランド人で、イースターマンというユダヤ人のペンネームで中東を舞台にした物語を書いているというのが面白い。

物語はケンブリッジで4人の著名な考古学者が殺害されるシーンから始まり、刺客は主人公にも差し向けられます。危うく難を逃れた主人公はエルサレムに逃れますが、ハイファに住んでいた両親が殺されてしまいます。

ストーリーは地味なインディ・ジョーンズという感じですが、宗教色が強くエンディングも映画的ではないので、アレンジして映画化すると全然別の話になってしまいそうです。

原書の出版が1987年、日本語版が1989年。イスラエルとパレスチナの関係や宗教的背景など日本人にはあまりなじみのない遠い国の話ですが、映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の舞台にもなったペトラの遺跡が発見されたのが1918年になってからということなので、本書に書かれているような発見されていない古代都市がまだあっても不思議はないような気もします。
ちなみに「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の公開も1989年でした。

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読書

Posted by takumi-ya