三脚沼(2) BENRO A2980T + GITZO GH2750

ベンロ ネオフレックス三脚 A2980T(アルミ+マグネシウム) 18,000円くらいで購入

ベンロA2980Tの特徴はセンターポールの角度可変機構で、センターポールを自由な角度に固定できるようになっており、極端なローアングル撮影などに活用できます。

ベンロ vs マンフロット・ジッツオ
この三脚を買ったとき、センターポールが角度可変で同価格帯のマンフロットの190や055と比較しましたが、マンフロットはセンターポールが横向き(水平)になるだけで、角度調整はできません。
この点において選択肢はベンロ一択となり、当時はカーボン(C2980T)とアルミが選べましたが、あえて重いアルミを購入。写真のように大きくセンターから外れたセッティングをすると、カーボン製は軽さが仇になって不安定になったり、最悪は転倒する可能性が高くなります。
ベンロの三脚はどことなくジッツオを意識している感じがしますが、三脚そのものの質感は「普通」程度です。
ジッツオの脚を伸び縮みさせるときの、気密性が高くて空気鉄砲ができそうなくらい空気が抜けていかない、あの精密感は全くありません。
初期型の190や055よりは上、スリックやベルボンより少し下という感じです。
なぜベンロは不人気?
ベンロはマンフロットに比べて大きく劣っているようなところは無いと思いますが、マンフロットに比べると売上は大きく差がついていたと思われ、日本での代理店も2017年に株式会社ワイドトレードからストロボメーカーのコメットに移管されました。
移管から2年経過した現在でもコメットのサイトに商品紹介が見当たらないなど、あまり力を入れているようには見えません。一応輸入はされているようですが。
ベンロという名前がダサい(イギリスBENBOのパクリのような名前の割にオリジナリティーに欠ける)、デザインが地味、価格も特に安くないなどあまり売れる要素はもともと少なかったような気もしますが、YouTubeでマンフロットの紹介動画は山ほどあるのに対し、ベンロの動画はかなり少ないというのも結構影響があったのではないかと思います。
後継機
A2980T/C2980TはB&Hや海外Amazonとかでも扱いがなくなっているのですでに生産終了と思われます。
A2980Tと同じようなセンターポール可変機構はGo Plusという名称に変更されたようで、FGP28A/FGP28Cなどの型番の機種が販売されています。
脚が180度反転するトラベル三脚になった機種も追加されました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません