foobar2000で画像が正常に表示できない

2019年10月24日

PCの音楽プレイヤーとしてfoobar2000を使っているのですが、アートワーク(ジャケット)の画像がぼやけてしまって正常に表示できないものがあり、音楽ファイルに埋め込んだ画像ファイルを入れ直したりしても直らず、しばらく悩んでいました。

原因は単純なことで、音楽ファイルを入れたフォルダーの中に隠しファイル(システムで保護されたファイル)の画像ファイルがあり、foobarはそちらを優先して表示させていました。そのファイルを削除すれば埋め込み画像やフォルダー内の画像等が表示されます。

 

そういえば以前使っていたカーナビもジャケット写真が表示されないことがありしばらく悩みましたが、その原因はちょっと意外なところにありました。
画像ファイルをPhotoshop CS6でリサイズしていたのですが、PhotoshopのCS5以降はJFIFのサポートを止めてEXIFのみサポートとなっていて、画像ファイルにはEXIF情報のみが記述されます。
一方、カーナビはJFIFのみをサポートしていて、EXIFはサポートしておらず、そのため画像も表示されません。

EXIFはJFIFの拡張規格ですが、1990年代の終わり頃から普及が始まっていて、けっこう昔からある規格です。2010年以降になってもまだJFIFのみサポートしてEXIFをサポートしないという機器があるなどと考えもせず、さらにPhotoshopの仕様が変わっていることも知らず、原因がわかるまで頭をひねっていました。
いろいろ試しているうち、Photoshop CS6ではなくCS3で処理した画像は表示できることに気づき、調べてみると新しいバージョンのPhotoshopはJFIFのサポートを止めたということでした。

パソコン用のソフトは通常、アップグレードすると以前のバージョンはライセンス上は使えなくなるものが多いと思いますが、Photoshop CS3はCS6にアップグレードしたあとも使用OKとなっています。
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/886.html
使用OKとなっているところをみると、古いバージョンのソフトが無いと困る場合がそれなりにあるということなのでしょうかね。