Firefox Quantum 雑感 アドオン代替など

2018年10月26日

Firefox Quantum(57)の正式版が11月14日に公開されました。

Quantumは9月末に公開されたベータ版から試用していましたが、インストールしていたアドオンの多くが使えなくなるのでかなり不便にはなっていました。

正式版のリリースと同時に56.xは問答無用でアップグレードされてしまい、アドオン難民の仲間入り。

WebExtensionsは以前のFirefoxにくらべ安定性や安全性と引き換えにかなり制限がきつく、自由度が低いようです。
アドオンがなくなってできなくなったことのいくつかは代替のアドオンやabout:config、userChrome.cssでなんとかなりましたが、僕の場合はGooglebar Liteが使えなくなり、代替方法も現状無いというのがいちばん厳しいかも。

代替アドオンやカスタマイズ方法は5chにたくさん載っているので、アドオンが無くなって困っている方は調べてみるといいと思います。

旧式のアドオンを使いたい場合はFirefox ESR、Waterfox、Pale Moon等のブラウザーであれば可能です。
ただし、Firefox ESRは2018年6月で旧式アドオンが使えなくなります。
Pale Moonは開発が続行される模様ですが、元々使えないアドオンが多いブラウザーです。
Cyberfoxは開発終了がアナウンスされています。

Waterfoxは開発続行がアナウンスされており、Pale Moonのように使えないアドオンが多数あるということもなく、Firefox56以前とほぼ同様に使えます。
ただバージョンが55.x(2017/11/23時点)となっているので、サイトによっては「古いバージョンのブラウザー」云々という警告が出ることもあります。

Firefox56の代替としてはWaterfoxがいちばん現実的かなと思いますが、いずれどこかの時点で旧式のアドオンは使えなくなる日が来るのかもしれません。

Firefox Quantumの正式リリースから10日ほど経ちますが、ブラウザーのクラッシュは頻度は低いものの相変わらず発生します。一回はOSも巻き込んでクラッシュし、PCの電源を落とす羽目になりました。ブラウザーのクラッシュでOSも応答しなくなるのはFirefox56以前では記憶にありません。
2倍速いといっても体感的にそれほどでもないし、安定性はBlink系には負けたままという感じです。