ThinkPad X240(Celeron 2980U) を使い倒してみる その4 Windows10 インストール
ThinkPad X240(Celeron 2980U) を使い倒してみる 4回目です。
Windows10をインストールします。
今回はPCにプリインストールされているWindowsのリカバリーではなく、マイクロソフトのサイトからダウンロードしたWindwosをインストールします。
Lenovoのリカバリーメディア作成ツールで作ったUSBメモリーからリカバリーしない理由としては、いったんWindows8をインストールしてWindows10にアップグレードするのに時間がかかる上に不要なファイルが残ること、最近あまり評判がよくないLenovo製アプリケーションを必要最低限以上は入れたくないこと、等です。
問題は、Windows8をインストールせずWindows10をクリーンインストールして認証が通るかどうかということ。
Q:Windows 10 に無償アップグレードした後、Windows 10 をクリーンインストールするにはどうすればいいですか?
A:無償アップグレードを利用し、一度、あなたのデバイスを Windows 10 にアップグレードして自動オンライン認証を行えば、無償アップグレード提供の期間中および期間終了後に、そのデバイスにアップグレードした時と同じエディションの Windows 10 をクリーンインストール (すなわち、メディアからブートして Windows 10 をインストールすること) が可能になります。Windows 10 を購入したり、アップグレード前のバージョンの Windows に戻したりする必要はありません。
基本的には一度Windows10にアップグレードしてあれば、次にクリーンインストールしてもプロダクトキーの入力は必要ないとのことです。
ただ今回は、元がメーカー製プリインストール版であることと、HDDをSSDに交換してあることから、従来よりもハードウェアの変更に厳しくなったらしいWindows10で認証が通るのかどうかわかりません。
なので、事前の準備としてできることはやっておこうと、HDDを換装する前に「Windows Product Key Viewer」でプロダクトキーの確認をしておきました。
また、メーカー製PCをクリーンインストールする場合、ドライバー類をメーカーのサイトからダウンロードできないとデバイスが使用できなくなることがあります。
Lenovoは昔からドライバーやアプリケーション等のダウンロードができるのでその辺はあまり気にしていませんが、他のメーカーの場合ドライバー単体でダウンロードできないということがありますので注意が必要です。
インストールの手順としては、
1.Windows 10 のダウンロードからツール(MediaCreationToolx64)をダウンロードし、USBメモリーでインストール用のメディアを作成。
今回買ったX240はWindows8 64bit ProプリインストールをWindows10 64bit Proにアップグレードしているので、メディアはWindows10 Pro 64bit用を作成します。
2.HDDを換装する前に、「Windows Product Key Viewer」でWindows10のプロダクトキーを確認(Windows8からアップグレードの場合、Windows8と10はプロダクトキーが異なるので注意)。
3.HDDを外しSSDに交換
4.手順1で作成したUSBメモリーからブート
5.インストールが始まったら手順2で確認したプロダクトキーを入力
あとは通常のインストールと同じです。
今回は事前に確認したプロダクトキーを入力して認証も通りましたが、検索してみるとプロダクトキーを入力せずスキップでいけたとか、スキップできずインストールできなかったとかいくつか事例がありました。
今後はアップグレード前のプロダクトキーでも認証が取れるようになるようです。
7/8/8.1のプロダクトキーでWindows 10のアクティベーションが可能に / PC watch
インストールと初期設定が完了し、起動するとロック画面が表示されます(プリインストール版は表示されない)。必要ないのであれば、ローカル・グループ・ポリシー・エディタを起動し、[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[コントロール パネル]-[個人設定]を選択し、[ロック画面を表示しない]をダブルクリックするとダイアログが開くので、ここで[有効]を選択。
セットアップ中にPC名を入力する画面が出ませんが、Windows10 をインストールすると自動的にPC名が割り振られるようです。PC名はスタートボタン右クリック→システム→システムの詳細設定から変更できます。
インストールが終わったらレノボのサイトからドライバー類をダウンロードしてインストール。その後WindowsUpdateを行って完了。
~ 備忘録 ~
レノボのサイトからダウンロードしてインストールしたドライバー類の一覧(インストール順)
Intel チップセット サポート(INF)
Intel マネジメント エンジン 11.0 ソフトウェア(インストール済みの方が新しいという旨のメッセージが出たためキャンセル)
Intel マネジメント エンジン ファームウェア
Intel Collaborative Processor Performance Control (CPPC) ドライバー
Intel PRO/1000 LAN アダプター ソフトウェア (ギガビット イーサネット ドライバー)
Intel グラフィック ドライバー
Intel ワイヤレス LAN (11abgn, 11bgn, 11ac)
Intel ワイヤレス Bluetooth 4.0 アダプター ソフトウェア (Dual Band Wireless AC7260/Wireless-N 7260) (インストールできず)
Realtek オーディオ ドライバー
ThinkPad モニター ファイル
ホットキー機能統合
Synaptics ThinkPad UltraNav ドライバー
Lenovo バッテリー ゲージ
Lenovo 省電力ドライバー
おまけ:
Windows8以降リリースされていない省電力マネージャー
バッテリーのフル充電をしない設定ができるのでWindows8/10でも使いたい人が多いようです。
インストール方法:
1.ここからダウンロード
2.『n14u406w.exe』を実行。ウイザードの最後の『Install~』のチェックは外す
3.『C:\DRIVERS\VISTA\PWRMGRV』にある『Setup.exe』を右クリック、プロパティ→互換性タブ→互換モードを「Windows 7」に設定し。『Setup.exe』を実行。
おまけ2
指紋認証について
現在(2015年10月17日)のところThinkVantage 指紋認証ソフトウェアのWindows10用が提供されていないようです。
Windowsのアカウントの設定で、暗証番号(PIN)を登録しWindows Helloの指紋認証をセットアップすると使えるようになります。
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