さくらのレンタルサーバーが速くなったので、mixhostから乗り換えしました
mixhostからさくらのサーバーに乗り換えました
レンタルサーバーの老舗、さくらインターネットのスタンダードプランが4月からスペック増強し、高速化しました。
Webサイトを速くする、新生さくらのレンタルサーバというコピーに釣られ、試用してみた結果、乗り換えすることにしました。
契約したプランは月額 515円(税込み)の「スタンダード」です。年間一括だと2ヶ月分安くなって5,142円です。その他、初期費用が1,029円かかります。
試用期間は2週間※になっていて、期間中に解約しなければそのまま本契約に移行します。
※『クレジットカード払い』 以外の場合は試用期間はありません
高速化したポイントは
今回の高速化のポイントは以下の通りです。
・PHPモジュールモードに対応
・高速Webサーバーnginx導入
・データベースサーバーをSSD化
・HTTP/2対応
・APCuキャッシュ
また、今どきの格安サーバーでは必須ともいえる無料SSLはすでに導入されており、データベースの容量も500MBから1.5GBに増量しています(データベース毎の容量ではなく、総使用量)。
また、サーバーのスペックもアップグレードされ、CPUはSandy BridgeからHaswellに変更され、メモリーも増量しています。
CPU Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2650 v3 @ 2.30GHz
メモリー容量 48GB
OS FreeBSD 9.1-RELEASE-p24 amd64
コントロールパネルは従来の古くさいデザインはさすがにもうダメと思ったのか、新しいコントロールパネルが用意されましたが、デザインが変わっただけで内容はほぼ同じ。まだベータ版なので機能は全部揃っておらず、正常動作しないところもあります。
データーベース容量が他社のサーバーに比べると少ないのがネックですが、月500円ならまあまあかなと思います。
mixhostをやめた理由
mixhostから他のサーバーに乗り換えすることに決めた理由は、mixhostは速いことは速いけれど、なにしろ安定しないということ。データーベース接続エラーが出て接続できないことが頻繁に起き、接続が速くなったり遅くなったり。
バックアップ機能やプラン乗り換えが自由にできるというあたりは他のサーバーより優れていると思いますが、やっぱり安定性が無いのはよくないですね。
mixhostから乗り換えた理由はもうひとつあって、ウェブ調査のサイトhttps://www.aguse.jp/で調べるとmixhostはブラックリストに2カ所"CAUTION"があります。これはmixhostを使い始めてしばらくしてから調べてみたらこうなっていて、乗り換え直前に見たときも同じでした。さくらインターネットは全部”SAFE”でした。
これがSEOなどにどのくらい影響があるかわかりませんが、やはり不安要素にはなります。
mixhost
mixhost(拡大)
さくらインターネット
乗り換えた結果、こうなった
肝心の速度はどうなったかというと、エックスサーバーやmixhostと比べると、ページの遷移が一呼吸遅れる感じです。以前に比べるとかなり速くなった印象がありますが、それでも最速とはいいがたいスピードでした。
しかし、プラグインでキャッシュを使うと、エックスサーバーと比べてもそれほど見劣りしないくらいにはスピードが上がります。
キャッシュを使うとモバイル系のデバイスの表示不具合の原因になったりするので使い方が難しいのですが、エックスサーバーやmixhostより一呼吸遅れていたのが半呼吸遅れぐらいになる程度には速くなります。
GT metrixはこんな感じ。これはキャッシュを使っていませんが、まずまずの数字です。
最初に書いたようにさくらのスタンダードは12ヶ月契約だと5,142円です。
mixhostのスタンダードは12ヶ月契約の場合12,700円(初期費用無料)、エックスサーバーはX10プランで12ヶ月契約の場合12,960円(初期費用3,000円)となっています。
サーバーのスペックでは価格の高い方が良くなりますが、コストとスピードを秤にかけたらさくらのスタンダードは悪くない選択ではないかと思います。
キャッシュの使い方は次回の記事に書きます。
2018年10月7日 追記
乗り換えて2ヶ月経ちましたが、mixhostで頻発していたデーターベースエラーで接続できないというようなことは一回も無し。
mixhostのサーバーはさくらのを借りているはずなのに、この差はなんなんでしょうかね。
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