さくらのレンタルサーバー + W3 Total CacheでWordPressを高速化する

2018年10月26日

APCuを使って高速化するプラグイン

先日の記事で書いた通り、さくらのレンタルサーバーに乗り換えました。
速度はそれなりに速いのですが、もう少し改善できないかと思いプラグインでキャッシュを使って高速化してみます。
使用したプラグインは「W3 Total Cache」です。

さくらのレンタルサーバーではPHPのキャッシュ機能であるAPCuが使えるようになりました。

APCuとは、PHPにより動的に生成されるページデータを指定時間キャッシュし、PHPページの表示を高速化する機能です。
さくらのレンタルサーバではPHPが利用可能な全プランでAPCuを利用することができます。

 

キャッシュのプラグインはAPCuに対応しているものを選びます。
いくつか試した結果、W3 Total Cache を使うことにしました。
さくらインターネットのサポートで紹介されているWP-FFPCは更新が1年以上前で止まっており、最新のWordPressでの動作は確認されていません。
他にもいくつかAPCuの設定ができるプラグインがありましたが、W3 Total Cache の設定がいちばんわかりやすいのでこれを使ってみることにしました。

下はサーバーをさくらに移転した直後にGT metrixで計測したもの。W3 Total Cache はまだインストールしていません。

 

使用上の注意

僕もキャッシュについて完全に理解しているわけではなく試行錯誤している状態ですが、キャッシュ系のプラグインを使う場合はいろいろ注意しないといけない点があります。
キャッシュを使ったことがないという方は「Wordpress キャッシュ 真っ白」などで検索してどんなトラブルがあるのか先に読んでおいたほうがいいと思います。
キャッシュを使う場合はバックアップを取るなどサイトが表示できなくなった場合に備えておくことは必要です。

キャッシュ系のプラグインを停止する場合も、いきなり停止するとプラグインが作ったファイルなどが不具合を引き起こすことがありますので、設定をdefaultに戻してから停止するなど手順を踏む必要があります。

W3 Total Cacheを使ってみる

W3 Total Cacheをインストールして有効化し、左のメニュー「Performance」>「General Settings」からW3 Total Cacheの設定をします。

Page CacheとDatabase Cacheのふたつは最低限Enableにする必要があるようです。その他の設定は速度の向上具合や表示不具合などを確認しながら試しました。

Cache Methodは(APC / APCu)を選択します。ここをDiskのままにしていると、FirefoxとChrome、Vivaldi、Waterfoxは正常に表示していましたが、IEとEdgeのみページが真っ白になる症状が出るときがありました。

Page Cacheを有効にするとサイトに訪問者が初めて来たときにキャッシュを作成します。

 

MinifyはJavaScriptやCSSファイルのサイズを小さくして読み込み速度を向上させます。
Enableにすると警告が出ます。他のプラグインとコンフリクトする可能性があるようです。
テスト中はEnableにしていましたが特に不具合は出なかったようです。

 

Database Cacheを有効にするとページの作成時間を短縮します。

 

Object Cacheを有効にすると一般的な操作の実行時間を短縮します。

 

Browser CasheはdefaultでEnableになっていますのでそのままにしておきます。

 

Fragment Cacheを有効にすると一般的な操作のための実行時間を短縮します。

 

これはAPCu関係ではありませんが、Manage User Agent Groupsのページで以下の設定をEnableにします。モバイル端末の種類によって別のキャッシュを作成します。

 

 

 

APCuに設定できるものを全部Enableにして、GT metrixで計測するとこんな感じ。

 

使ってみた結果

結論から書くと、確かにキャッシュを使った方が速くなりますが、爆速化するというわけでもないので、表示の不具合が出たりする危険性とトレードオフで使うほどでもないかな、という感じです。
一応、試している間はパソコンとAndroidスマホでは特に表示不具合は見られませんでした。
その後、W3 Total Cacheを無効化して、Autoptimizeだけ使って計測してみたところ、ほとんど同じ数字に。

 

キャッシュなしでも割と速いので、結論的には当面キャッシュは使わないことにしました。
ただ、数字があまり変わらなくてもページの表示や遷移するときの速度はキャッシュを使っている方がキビキビと高速で動いているように感じます。

 

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