WordPress mixhost サーバー移行メモ with SSL化
WordPressをさくらインターネットからmixhostへサーバーを移行し、 同時にSSL化したときの覚え書き
mixhostは初めて使うサーバーで、過去にエックスサーバーなどいくつかのサーバーを使ったことはありますが、海外では一般的で日本ではあまり見かけないcPanelというコントロールパネルを使っているそうなので、とりあえず99円で一年使える安いドメインを一個取って予行演習しました。
新規のドメインでは特に不具合もなく移行もスムーズにできましたが、本番のサイトはネームサーバーがすでに使われているので、ネームサーバーを変更後に浸透するまでどういう状態になるのかが不明でした。
引っ越しを実行
移行の手順はmixhostのヘルプに沿って行いました。
バックアップはAll-in-One WP Migrationで行いましたが、URLの変更やネームサーバーの変更もあるので、念のためセキュリティ系やSEO系などのプラグインは停止してからバックアップしました。
テストで移行したサイトはSNAP(Twitterの自動投稿)プラグインを有効にしたままバックアップしており、テスト公開したときに投稿が自動ツイートされました。バックアップ時には無効にしておいたほうがよさそう。
プラグインTablePressで作ったあったデータベースは移行後破損しており表示できなかったので、旧サイトからエクスポートして移行しました。
元サーバーからデータのバックアップが終わったら、移行先のサーバーの作業に入ります。
WordPressのインストールはさくらサーバーのようにデータベースを作成したりデータベース用のパスワードを入力したりという作業はありません。
さくらサーバーの自動インストールの欠点である、WordPressのインストールが公開ディレクトリの直下にできないということもなく、非常に簡単です。
問題発覚
SSL化する場合はWordPressをhttps~でインストールしますが、ここで問題が発生。
ドメインを他のサーバーから移行する場合、mixhostにそのドメインを追加し、hostsファイルの設定を変更後、アプリインストールツールでWordPressをインストールしようとしてhttpsを選択すると「信用できるSSL認証は発見されませんでした」の表示が出ます。
警告は無視してそのままインストールはできるのですが、インストールはできてもSSLのエラー(証明書が合わない的なやつ)が出てアクセスできない状態になります。
さて、どうしようか。
ここで考えられる選択肢は4つ。
1.証明書を買う ← やったことがないので上手くいくかどうか不明
2.ネームサーバーを変更して浸透するのを待つ ← 最悪3日くらいサイトが止まる
3.httpでインストールしたあとSSL化する ← いちばん面倒くさそう
4.移行作業の間、ブラウザーのSSLを無効化する
1は無料でSSLが使えるということでmixhostを選んだので却下。
2は待ち時間が無駄なので却下。
3は「Really Simple SSL」というプラグインを使ってSSL化する方法がありますが、このプラグインを停止するとURLがhttpに戻ってしまうということなので却下。
4がいちばん簡単かななどと考えながら、WordPressの自動インストールでhttps~を選択すると警告が出るかどうかを時間を置きながら試しているうちに、「信用できるSSL認証は発見されませんでした」の表示がいつの間にか出なくなっていました(ドメインの追加から4~5時間経過?)。
そこでWordPressをインストールし、All-in-One WP Migrationでデータをインポート。サイトを4つ、30分ほどで移行作業は完了。
hostsファイルを編集して接続していましたが、このときブラウザーのSSLを切っていたかどうかは失念しました。
(Firefoxだと about:config > security.ssl3.dhe を false に(2カ所))
移行作業はほぼ支障なく進みましたが、やはりとネームサーバーの浸透に時間がかかり、変更から2日間ほどは正常に接続できたりSSLのエラーが出て接続不能が頻発したりの繰り返し。エラーが出なくなるまでたぶん50~60時間くらいかかりました。
運良くつながったときにページのチェックや修正を行い、移行の翌日にはほとんど作業を終わりました。
引っ越し後に実行すること
All-in-One WP Migrationプラグインでほとんどのデータは移行でき、URLも大半はhttpsに変更されていましたが、中には漏れたものもあります。
httpsになっていないURLやブラウザーのURL欄が『安全な接続』などになっていないページを探して訂正します。
例えばYouTubeの埋め込みコードはhttpをhttpsにすればOK。
アフィリエイトのURLやリンク先の画像などがhttpの場合は、文字リンクに変更したり削除したりしました。
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