ドライブレコーダー JAPAN AVE. GT65 と AZDOME M06 を比較
先日購入したドライブレコーダーを2台の比較です。
購入したのは「JAPAN AVE. GT65」と「AZDOME M06」です。外観とスペックはよく似ていて、同じ会社で生産している製品のようです。
AZDOMEのサイトを見るとこの会社は中国に工場を持っていて、ドライブレコーダーでは中国国内で3位以内に入る生産量だそうです。
JAPAN AVE. GT65のファームウェアはGS63A-xxxxxとなっていますので、レンズと外装以外はAZDOME GS63Hとおおむね共通と思われます。
GS63HはAmazonで販売されているものはレンズが170°と書かれていますが、AZDOMEのサイトからダウンロードできる日本語取説には150°と書かれており、途中で仕様が変わっているのかもしれません。
※2020/6/8追記:
GT65はいつのまにかマイナーチェンジしたようで、同じ型番のまま3840×2160Pにアップグレードされていました。
フルHDのリアカメラも付属し、価格は14,800円となっています。
箱と外観
GT65のの取説ではマイクロSDカードの推奨メーカーがKingstonと東芝、非推奨がSanDiskになっているのに対し、M06はKingston、Samsung、SanDiskが推奨となっています(Amazonの商品説明欄。取説には未記載)。
レンズ
スペックではJAPAN AVE. GT65は150°、AZDOME M06は170°になっています。
レンズを見比べるとM06のほうが口径が大きいので、レンズは違うものを使っているようです。
実際に撮影した画像で比べてみると、M06の方が広角に映っています。
HDMI
GT65にはmini HDMI端子がありますが、M06にはありません。
Amazonにあるドライブレコーダーのレビューで、メーカーや機種はわかりませんがHDMIの出力がされず、2回交換して3台目にしてようやく映るものが送られてきたというようなレビューを読んだ覚えがあります。
これが目当ての場合は購入直後の動作チェック必須かも。
操作性とメニュー
ボタンはどちらも同じ。エンボスは暗いところだと見えません。真ん中はファイル保護のボタンになっているので、ここだけ黄色にするとかしてわかりやすくして欲しいところです。
左側の側面にちょっとだけ写っているのが電源ボタン。この位置にあるせいか、押すつもりがなくても押してしまうことがたびたびあります。
上下左右(<↑↓>)の表示がボタンの位置と合っておらず、ボタンも黒で見えにくいのでよく押し間違えます。
M06は下にあるOKなどの表示がボタン位置と一致しているのでボタンを押し間違えることはありません。
M06にはタイムラプス機能がありますが、GT65にはありません。まあ使わないと思いますが。
M06はスクリーンセーバー画面を時計表示にすることもできます。
GT65にはナンバープレート等の数字を登録して画面に表示させる機能があります。複数のドライブレコーダーを管理する場合は便利です。
どちらを選ぶべき?
価格は確認した範囲ではAZDOME M06とGS63HのAmazon最安値が6,799円。GT65が7,210円。
M06は写真モードの設定やHDMI端子が無いなど廉価版という位置づけかもしれませんが、発売時期はこちらの方が新しいので不具合が少ない可能性もあります。
バッテリーはどちらもダメです。チョイ乗りくらいでは充電しませんし、充電してもすぐカラになります。
シガープラグ電源はGT65がケーブル直出し、M06はUSB端子のタイプなので、ケーブルの延長や交換が簡単なのはM06です。
この2機種(というかKAKA系共通?)の欠点として、バッテリーの弱さとLED信号の消失があります。
50Hzと60Hzの切り替えはできますが、確認した範囲では1920×1080/60fpsでは60Hz地域の信号は2~3秒から長いときは数十秒消失することがあります。
フルHDでは30fpsで撮影すれば消失間隔が短くなるので、なんとか実用範囲内に入るかもしれない、という程度です。
日本のメーカーのドライブレコーダーの多くは対策されていると思いますが、海外製の信号対策済みという文言はあまり当てにしないほうがいいかもしれません(50Hzと60Hzの切り替えは信号対策というよりはフリッカー対策かも)。
サポートはAZDOMEが中国から、GT65は日本の販売店。サポート自体は悪くありませんが、バッテリーの持ちなどは交換してみたところで変わらないので、そういうものだという割り切りが買う前に必要と思います。
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