自動車保険の「自動ブレーキ割引」がある保険会社と、適用対象になる条件

2018年11月5日

自動車保険の自動ブレーキ割引(ASV割引)が2018年1月から始まりました。
自動ブレーキが搭載されていて適用条件に該当する車であれば、保険料が一律で9%割引されます。

そこでASV割引のある保険会社を調べてみると、通販型(ダイレクト)自動車保険では2社のみ、代理店型ではほとんどが対応しています。

(2018/04/02現在)

タイプ ASV
割引
ソニー損保 通販
SBI損保 通販
おとなの自動車保険
(セゾン自動車火災)
通販 ×
三井ダイレクト損保 通販 ×
イーデザイン損保
(東京海上)
通販 ×
アクサダイレクト 通販 ×
そんぽ24 通販 × 2019年7月を目処にセゾン自動車火災と合併
チューリッヒ 通販 ×
セコム損保 通販 ×
朝日火災海上 代理店
日新火災 代理店
共栄火災海上 代理店
日新火災海上 代理店
東京海上日動 代理店
三井住友海上 代理店
あいおいニッセイ同和損保 代理店
AIG損保 代理店
損保ジャパン日本興亜 代理店
チャブ保険
(旧 エース損害保険)
代理店
全労済 代理店 ×
JA共済 直営
富士火災海上保険 AIU損害保険株式会社へ吸収合併され解散
ゼネラリ 新規引受終了 三井住友海上へ引き継ぎ

ASV割引が適用される車

9%割引されると5万円の保険料なら45,500円になり4,500円安くなりますのでけっこう大きいです。車を買うなら自動ブレーキ付きにしておけば保険が安くなると思われるかもしれませんが、ここに大きな落とし穴があります。

軽自動車の場合、自家用で安全装備が条件に該当するものであれば毎年9%の割引が続きます。
問題は普通乗用車。

普通乗用車の場合、対象の型式が発売されてから最大で3年間のみ、9%割引になります。
その型式の車に対象となる安全装備があっても、すでに3年過ぎていてASV割引の対象にならない場合もあります。


発売から3年以内:「型式が発売された年度に3を加算した年(暦年)の12月末までの期間」

2017年度に発売された型式の場合:2017+3=2020年12月末


適用対象かどうか調べるには「損害保険料率算出機構」のサイトが便利です。

https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model/

 

車名か型式で検索↓

 

対象の場合は表示されます↓

 

ということで、自動ブレーキがあるからといって必ずしも割引の対象になるわけではありません。
3年という期間は、そのくらい経てば自動ブレーキが事故を減らす効果がどのくらいあるかが料率に反映され、ASV割引がなくても安くなるのを見越して設定されているようです。